トルチェの呟き -さみしさのつれづれに-

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2024.01.02

12/25:資産のこと

本日は、うちのホームにご入居されているかたの資産について、手続きを行いました。

認知症の症状が強くなる以前、法定相続人以外のかたへの相続をかたく約束なさっておられたのですが、症状が強くなるにつれ、資産そのものについての認識もむつかしくなっていました。

そんな経緯から被相続人のかたから、遺言信託のご相談をおうけしていました。信託の手続きを行う日、おこしいただいた司法書士さんからご本人に、意思確認をされたのですが信託への理解がむつかしく、意思を表現することができず、不調におわりました。わたしどもは補佐的な立場であり、信託に立ち会うことはできませんので、歯がゆく感じました。

しかしながら被相続人のかたは、これもひとつの意思確認ととらえてくださり、改めて法定相続人にあたるみなさんとしっかりお話をしながら、生前にできうる資産の整理をすすめていくようおっしゃられていました。なかなかできないことだと思います。ひとえに、いまは認知症になられてはいますが、症状が強くなるまえに、しっかりとご親族様と関係を大切になさっておられたことが、ご本人様にかえってきてるんだろうと感じていました。できうる限りのお手伝いをさせていただきたいとおもっています。