2023.10.14
10/9:家がいい
サ高住にご見学におこしになられるかたは、すなわち住み慣れたご自宅から離れることも心に抱えておこしになられています。ご家族様が親を思う気持ちもありますが、ご自身の生活もあり、親を介護できない事情をかかえておられます。
入居を検討するために、親子でご見学におこしになられて、ご入居にいたることもありますが、そうはならないことも多くあります。
見学されご自宅にかえられ、親御様の「家ですごしたい」という切実な気持ちを、家族様はうけとめられ、在宅介護をつづけることをお決めになられることもあります。見学にて心に橋をかけることができなかった不甲斐なさを感じつつも、その後の生活のむつかしさを想像をしてしまいます。
その在宅での暮らしをつづけていくには、サ高住で住むよりも、より多くの多種な介護サービスが必要になると感じます。
人員を集めることは、サ高住でもなかなかにむつかしいとおもっていますが、訪問介護事業では、より強くそのむつかしさを感じます。必要になるスキルや在宅介護への理解もおおきく求められると感じます。
「家にいたい」。率直で素直で切実な願いだと感じます。その願いをかなえるためには、多くの助けが必要となります。いま、もしかしたら、家でくらすことはとても贅沢なことなのではないかと感じました。