TOP > トルチェの1日 > 2/7:父の受診
トルチェの1日

トルチェの1日

2019.02.10 住吉公園

2/7:父の受診

今日は、父の通院に付き添いました。岸和田の徳洲会まで術後の検査にうかがいました。 父の言う通りに車を走らせます。ずっと、車を使う商売をしてきたことは見てきましたので、どこを通るかもこだわりがあるのは知っています。 病院につくと、父の言うとおりに駐車し、やすみやすみ歩行器で歩きます。途中で歩行器に座り込み、「押して」と休みます。歩行器を車いすのように押します。蛇行しながら受診の受付にたどり着きます。 病院での検査はまずまずで経過は良好でした。父の望むように会計を済ませ、また、来た道と同じように帰ります。 途中で「回転すしでもいこか」とのこと。父のホームの近くの回転すしに行くことにしました。駐車すると、「歩く」とのことで歩行器は車の中におき、父の言うとおりに玄関まで歩くことにしました。何度も立ち止まり座り、階段を介助し、ようやくエントランスへ。 恥ずかしいことに、私自身回転すしの食べ方があまりわからず、何度もお皿を見送る始末。なんとか理解し、父に赤だしを注文し、食べたお皿をテーブルの横の溝に入れると、頭の上のほうでおもちゃの入ったカプセルがでてきたりと、せわしなく、さもしい気持ちになりながらも食事を終えます。 食べ終わると、父の望むように会計し、また、歩いては立ち止まりながら、車へと移動し帰宅しました。父と子は、いつまでも父にとっては子なんだなと今日も感じました。 介護者は、自分の世話をしてくれる存在である以上に、「自分らしく存在するための鏡のようなもの」でもあると感じます。それが理解できなければ、介護者でいることに疲れてしまうのだと思えました。