TOP > トルチェの1日 > 2/3:豆まき7
トルチェの1日

トルチェの1日

2022.02.17 井高野

2/3:豆まき7

「いまからかえります」
「ちょっとでかけてきます」
事務所におこしになられます。
いつもこの言葉を言葉どおりの意味ととらえ、どこが家か、でかける日はいつか答えたりする。

「これでいいんかな」と心のどこかで感じます。ご入居者様が本来よりお持ちくださっている善意に依った対応のような。割り切れないなにかを感じます。

今回はたくさんのお写真を掲載しました。
みなさんのご表情からはとても大切なことを思い出させます。
「わたしを思ってくれている」

歳をいくつかさねても、心が強くなるわけはなく、小さな少年少女だったころのまま。しかし、体は弱り、自分が大切にしてきた、してくれてきた人も遠ざかる。さみしい心と向き合う。自分ひとりで。

「わたしを思ってくれている」
どんな人にとっても、生きていくうえで、絶対に必要なものだと感じます。